TOP > セレクトショップ "FOOLS" 日記 > 「月がキレイですね」のお話
さっきハトが入ってきました。
店内を飛ばれるとマズイのでそっとしてたら30分くらい居やがった。
出ていかないと夜中にセコムさんに「処理」されるよ!
どーも、オレです。
【セコムしてますか?】
さ、本日は「なんかいいなぁ~。」ってなる「粋」なお話を見つけたのでご紹介っす。
とあるご夫婦の"なりそめ"のお話。↓
旦那様がアメリカ人、奥様が日本人のご夫婦。
奥様が米に留学中に、今の旦那様と出会った。
で、この奥様は、夏目漱石の大ファンで、日本の文学が好きだった旦那様とも、
夏目漱石がきっかけで意気投合し、仲良くなったそうな。
そんなある日、何かのパーティーの後、夜遅くなり旦那様に送ってもらうこととなった。
いつものように他愛もない話で盛り上がっていると、彼が急に立ち止る。
「どうしたの?」と、尋ねるも彼はじっと夜空を見上げている。
空にはとても綺麗な"満月"
空を見上げながら意を決したように、今度は奥様の目を真っすぐ見つめ、片言の日本語で・・・
「ツキガキレイデスネ。」
奥様はすぐに意味を理解し、「私もそう思います。」と泣きながら応えた。
う~ん、粋ッ!
なんとも、わびさびなお話ですな。
このお話、ん?んん??ってなってる人も多いかと思います。
実は、夏目漱石は"I Love you"を日本語に訳す時に非常に困ったそうです。
当時の日本は、男性が女性に対して「愛してる。」なんて
面と向かって言える時代でも文化でもなかったんですね。
で、なんて訳したかといいますと、
「月が綺麗ですね。」と。
さー、それを踏まえてさっきのお話をもう一度読んでみてくださまし。
ね?
粋でしょ?
この奥様にとってはこれ以上ないプロポーズだったに違いないっすな。
オレも、いつか絶対に、こんなかっこいいプロポーズが出来る男になってやる!!!
と、心に誓う今日このごろです。はい。
因みに、同じころ同じ文豪の二葉亭四迷は、「あなたの為なら死ねる。」と訳したそうですよ。
う~ん、こっちも粋だね~。
アディオス
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